30代半ばでEDを発症した僕。
僕の感覚としてEDは突然の事だったので、原因が分からず頭が真っ白になった。
ED改善に向けて取り組むようになってから、原因は精神的なストレスであったと知った。
僕の場合、振り返ってみるとEDになったその日は仕事で問題が起り、ストレスにストレスが重なった日でもあった。
そんな日になぜセックスをしようと思ったのか分からないが、いざことに及ぼうとした時にまったく無反応。
あせってごまかし、冷や汗をかいたのを覚えている。
EDの兆候はこれといってなかったが、日々積み重なるストレスこそED発症のキッカケとなる。
また僕にはなかったが、早漏もEDの兆候らしいので、早漏男性はEDに気をつけた方がいい。
また勃起が以前よりも硬さがなくなってきている、中折れなどでセックスの成功率が下がってきている人も注意が必要だ。
「ただ今日は調子が悪いだけ・・」で穏便にすまそうものなら、EDはさらに悪化して性欲はあるのにまったく勃たなくなってしまったという最悪の状況になりかねない。
まず自分の勃起事情に異変を少しでも感じたら、まずは原因を探ることが大切だ。
原因によってEDの対処方が変る可能性があるからである。
EDになったことをきっかけにあらゆる資料を読み知識を深めた僕。
調べた所、EDの原因は大きく分けて以下の4つだ。
・心因性
・器質性
・混合型(心因性×器質性)
・薬剤性
まずは心因性ED。僕の場合はこれにあたる。
心因性EDは文字通り、精神状態によって引きおこされるEDを指す。
主に20代~30代の若年層EDは心因性であることが多い。
心因性EDの場合、僕のように仕事のストレスが重なり勃起できなくなってしまう他、パートナーとのマンネリや子作りのプレッシャー、セックスでの失敗を引きづっている・・などもあるようだ。
とにかく精神的ストレスの原因は人の数だけ存在する。中には性に対する嫌悪感やトラウマを無意識の内に抱えてEDとなってしまうケースもある。
心因性EDの場合、僕のようにED治療薬で解決できる他、カウンセリングも有効だ。
僕はカウンセリングを受けなかったが、彼女が理解し治療に協力してくれたのでかなり精神的にラクになった。これはカウンセリングのような効果があったのではと思う。
心因性EDは若い男性が多いので、薬には頼りたくないという人もいるだろう。
中には薬なし・カウンセリングのみでEDを克服した男性もいるので、どうしても薬を飲みたくない人はまずはカウンセリングを受けてみるのも良い手段だと思う。
次に器質性。
人は年齢を重ねると何かしら病気になったり、衰えたりする。
男性も年をとると勃起機能が衰えるのは不思議な話ではない。
器質性EDは主に加齢によっておこるEDとも言える。
もうちょっと詳しく言うと、心因性EDが精神的な所からくるものであれば、器質性EDは身体に何らかの問題があり、勃起ができなくなるEDを指す。
糖尿病や高血圧、心臓病などの生活習慣病はEDを併発しやすい。
生活習慣病患者の40%はEDという調査結果があり、約半数近い人がEDにもなってしまっている。
人は年齢を重ねると筋肉が硬くなっていくにともなって、血管も硬くなっていく(動脈硬化)
勃起するにはたくさんの血がペニスへ廻らなくてはいけないのだが、血管が硬くなると血の巡りが悪くなり、ペニスへ血液が届かず、興奮してもヘニャヘニャのまま・・という事になってしまうのだ。
ちなみに生活習慣病まではいかなくても、その予備軍はたくさんいる。
生活習慣病の原因は乱れた食生活や飲酒や喫煙。不健康な生活を送っている人はED予備軍といえる。
僕も日々のストレスを内消すかのごとく、飲酒の量が増えていた。それが発症を助長した可能性は大いにあるのだ。
器質性EDの人は精神的なケアというより、EDだけでなくそもそもの病気を改善するように努めながらED治療薬を使っていくと良いらしい。
しかし人によっては生活習慣病改善の薬との飲み合わせの関係で、ED治療薬が服用できない場合もあるから必ず主治医へ確認が必要である。
またEDでやっかいだなと思うのが混合型。
心因性と器質性の両方が起因しているEDだ。
精神的ストレスとなっている部分を明らかにし、心のケアと同時に身体のケアも行なわなくてはいけない。
そしてちょっと特殊な薬剤性ED。
これは投薬中の薬の副作用によって引き起こされるED。
たとえばうつ病の薬にはEDの副作用があるものがある。
薬が原因だから薬をやめさえすればED症状は改善される。
しかし持病の治療を勝手にやめるわけにはいかないので、もし思い当たる節のある人は自分の判断で薬をやめたりせずに、かならず主治医に相談して薬を変更するなり量を減らすなりしてもらうと良い。
このようにEDといっても原因は違うし、原因によって対処方も異なる。
EDを改善するためには、まずは原因を特定することが大事だ。