ED治療薬、精力剤はともに男性を元気にするものである。
しかしこの二つを混同してしまっている人もいるのではなかろうか。
僕もEDなりたての頃、手軽に手に入るドラッグストアの精力剤を試したことがある。
しかしED治療薬と精力剤は狙っている効果が違うので今回はその辺を説明していきたい。
まず、精力剤とEDはカテゴリーが違う。
精力剤は疲労回復や滋養強壮を目的としたもの。
血行促進作用などがあるので、まったくEDに効果がない・・。とは言えないが、勃起に直接関わるわけではない。
精力剤は食品として分類されているので、ドラッグストアや薬局、スーパーなどで誰でも購入できる。
「最近性欲がなくなってきたなー」と感じる人は精力剤を飲むことで性欲がアップするとされているが、食品なので基本的に即効性はないと考えていい。
例えばサプリメントは毎日飲むことで何らかの効果が得られる。
精力剤も同じで、続けることで徐々に変化を感じる。
精力剤にも様々あり、一回飲みきりのドリンクタイプやサプリメントがある。ドリンクタイプはカフェインや砂糖がたくさん含まれているので、毎日飲むならサプリメントがおすすめ。
精力剤には男性にとって嬉しい成分でできているものも多く、精子の生産を助けてくれるものもある。子作り中の男性にはもってこいだ。
ED治療薬は処方薬に分類され、日本国内で購入するには医師の処方せんなしでは購入できない。あたりまえだがドラッグストアなど市販では買えない。
ED治療薬は精力剤とは違い勃起に直接作用する。
ED治療薬の効果を知るには、まず勃起のメカニズムを知っておこう。
本来勃起というのは、男がムラムラしたりすると脳が「勃起しろ!」と指令を出す。
指令がでると、サイクリックGMPという成分が体内から放出され、身体全体の血管が拡張する。
それに伴いペニス周辺の血管も広がり、血流がアップ。ペニスに血が流れ込んで勃起となるのだ。
そして射精をしたり、興奮がおさまると今度はPDE5という酵素が働き始める。PDE5は血管を元の状態へ戻してくれ、血流を抑えてくれる働きがある。そして元のふにゃちんに戻してくれるというわけ。男が日常で不用意に勃起しないのは、このPDE5が働い
てくれているからでもあるのだ。
所がEDの場合、勃起の指令が脳から出され、サイクリックGMPを放出しようにも、PDE5が優勢に働いてしまい、血管が拡張できない=勃起できない。
ED治療薬は、サイクリックGMPを邪魔するPDE5を阻害し、スムーズな勃起を促してくれる働きがあるのだ。
ただしED治療薬は勃起にのみ作用する薬なので、性欲をアップさせてくれるものではない。
これはED治療薬を飲んでも、そもそも性欲がなければ勃起はしないということ。
「薬を飲んだのに!勃起できなかった!」
という人はそもそも性欲はあったのか?というのが疑問に残る。
僕の場合は逆で、性欲はあった。
EDに関する知識はほとんどなかったので、勃起ができなくなってきた時、まず試したのが市販の精力剤。
精力剤の飲んでセックスに誘って、失敗したら立ち直れそうにないので、まずは一人でお試しすることにした。
健康な男子が飲んだらそれこそ効果はわからないが、僕の場合は精力剤を飲んだからといって勃起はできなかった。
むしろ性欲はあるのに反応しないもどかしさや焦りが加速したのだった(笑)
そんなこんなで病院を受診するにいたったのだが、ED治療薬を飲んでみると自分でもビックリするくらいあっさりと勃起に成功してしまった。
ED治療薬VS精力剤!とタイトルで謳ったが、この二つは土俵が違うというのが本当の所(笑)
EDを発症していなく、「最近疲れてるなー」「性欲アップしないなー」「今夜は頑張っちゃうぞ!」という時は精力剤はおすすめ。
EDを発症しているのであれば、素直にED治療薬を飲んだ方が早い。
前述にもあるが、EDであり、なおかつ性欲がなければ薬を飲んでも勃起ができない。
そこでED治療薬と精力剤がタッグを組むのも一つの手である。
飲み合わせを心配する人もいるが、精力剤は食品に分類されるので併用しても問題ないのだ。
精力剤をのみ性欲をアップさせ、その上でED治療薬を飲めば最強。
実は僕も一時的にサプリメントタイプの精力剤とED治療薬を両方使っていたことがある。
先にもあるが、サプリメントには男性にとって喜ばしい成分がしっかりと配合されているものも多い。
例えば亜鉛やシトルリンなどが挙げられる。
亜鉛やシトルリンなどは食べ物にも含まれているが、食事で摂取しようとすると毎日何かと大変な面もある。
サプリメントであれば手軽に摂取できるのでムリなく続けられるので便利だ。
サプリメントを続けることで疲労を感じにくくなり、これは精力アップの向上に繋がったと実感している。
結果的に、精力剤とED治療薬を掛け合わせたことで精力・勃起力のアップした。
EDを発症してしまっている場合、精力剤はあくまで補助的な存在として利用しよう。